ビル05

小さなビルで、2階以上は前後共通になっている。
1階は写真左が表で右が裏になるものと思われる。
輸入キットでは、裏側にトラックで荷役ができるようなホームを有するものが少なくない。
この規模のビルで、そこまで必要かどうかは日本人として疑問に思うが、そのような用途があるのだろうか。
このくらいの奥行きでそういう施設に場所を取ると、1階の1/3くらいは倉庫になりかねないと思うのだが。
表から見るとショールームのようにも見えるが、玄関を入ったらすぐ右に曲がらないとなるまい。
実のところ何に使えばよいのか、よくわからないビルでもある。
無改造で塗装もほとんどせずに作ったが、それも何十年前のことだろうか。
塗ったのは、屋根とアルミサッシと裏の扉のほか、妻面の窓の上下くらいだろう。
青い部分は塗装済部品だったかもしれないが、濃い青は塗ったと思われる。
欧州製品には、このくらいのビルでも煙突があるのだが、あとで考えると付けなくてもよかったかもしれない。
これに少し似た2階建てのものもあったのだが、どうしても手に入らなかった。
ほかのビルの箱の写真に写り込んでいるので、共立模型で訊いてみたところ、黄色い箱の時代のものだったそうだ。
私が鉄道模型を始めた頃は既に今の箱になっていたので、30年以上前になくなったということになる。
もっとも共立模型には、その黄色い箱がまだいくつか売れ残っていたりする。
箱の色が変わっても続けて売られているものが多いのだが、そればかりはその後なくなったそうだ。