ビル07
これも前述のビルと同様なもので、屋根裏というか最上階がより複雑な構造のものだった。
やはり4面を2面に集めて貼り合わせてあり、写真に写っていない面はプラ板で作った。
こちらは簡単な構成で、長い面の中央が本来の正面で、その両側が側面に当たる部分だった。
短い面は、裏側に相当する部分をそのまま使っている。
最上階は瓦屋根の前面に看板建築のような半円形で装飾満載の壁面だったのだが、短い面が原形を留めている。
長い面の最上階は、正面と側面の部品を使って仕上げてあるので、中央以外の装飾部品はだいぶ形状が異なっている。
この部分だが、実はプラ板ではなく本来の壁面の部品を使って、あとはプラ板を貼って角形に仕上げるという、手間のかかることをやっている。
つまり、タイル貼りの上の部分も半円形の部品をそのまま使って、隙間をプラ板で塞ぐようにして形を整えている。
そうしないとうまく作れなかったので、この部分だけでずいぶん時間がかかってしまった。
よく見ると、パテ埋めがうまくいかずに円形の溝が残ってしまった。
この線が本来の最上階で、その外側がプラ板ということになる。
なぜ屋根に傾斜を付けたのかはよく覚えていないが、短い面の部品がひとつしかないので、反対側には変化をつけたかったのだろう。
屋上に見える滑落防止の柵は、グリーンマックスのホームに入っていたもので、下に扉と梯子が作られている。
塔屋はVOLLMERの信号所か何かの余剰部品のはずだった。
上階の角に付けられている装飾は、FALLERの駅舎の余剰部品だ。
何のビルにするかは決めていないが、最上階はちょっとしたホールなどではないかと思われる。