PECO・単線煉瓦機関庫
日本のNゲージ黎明期からあったようなストラクチャーで、昔のレイアウトには大小問わずによく見かけられた。
PECOの製品は月刊『鉄道模型趣味』(TMS)を発行している機藝出版社が取り扱っていたようなので、積極的に輸入されていたのかもしれない。
初期のプラスチック製ストラクチャーキットといえば、PECO製をよく見かけたし、ちょっと贅沢をすれば同社の線路でレイアウトを作ったりしたものである。
小型のタンク機あたりによさそうだが、屋根が前後に貼り出していないので、繋げれば大柄のテンダー機にも使えるだろう。
組立図には、たしにたして大きな機関庫にしている絵も載っていたが、さすがにそれはやり過ぎのような気もする。
どこにどう使おうかと思ったところ、もはや線路も外されて使われていない機関庫にするのもよさそうだ。
戦後の高度成長期くらいが設定年代のレイアウトでは、そのあたりの利用が妥当かもしれない。