PECO・住宅
国産のプラスチック製の住宅キットは、グリーンマックスが一番最初だと思われる。
欧州製の住宅キットはそれよりも遥か昔から発売されていたが、日本国内ではあまり流通していなかったように思われる。
その中でもPECO製は機藝出版社が窓口になっていたことから、線路だけではなくストラクチャーもよく見かけた。
そのようなわけで初期のレイアウトには、だいたいこの住宅が置かれていたようだ。
日本的かというと、見方によってはそう見えることもあり無難なところではないだろうか。
買って組んだのはそれこそ半世紀前で、あとから壁と屋根は塗装してある。
窓などゴム系接着剤がはみ出しているが、当時の工作技術というか仕上げの大雑把さが残っている。
たしか本体の組み立ても、ゴム系接着剤だったと思われる。
もうひとつ窓が大きな平屋も出ていたのだが、どこにも売っておらずついに入手できなかった。